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2009/12/16 (Wed) 18:37


ポトリスが上達する一番の近道、
それは「上手い人の真似をする」こと。

「学ぶ(まなぶ)」の語源が「真似ぶ(まねぶ)」であるというのは俗説だが、
実際、多くの学問は「真似る」ことから始まっている。
明快な例えは「言葉」。
赤ちゃんは誰に教えられるともなく言葉を習得する。
周囲の大人の発音や口の動かし方などを真似することで、自然と母国語を話せるようになる。
ポトリスもそれと同じである。

それには、自分のプレイスタイルを把握することから始める必要がある。
一概に上手い人といっても人によって意見が分かれたりするが、
自分の身近な人、同じタンクを使っている人など、誰でも構わない。
もし自分のプレイスタイルが分からない場合は、
自分の憧れや理想の試合展開をすることのできる人で良い。
それすら分からない場合は、キャロなら何試合も最後まで残ってる人など。
その人とできるだけ多く試合をし、学ぶ。

では何を真似て、学べば良いのか。
ここでちょっと例え話。

僕は昔、バドミントン部に所属していた。
初めは顧問にフォームを教えてもらうも、羽を遠くに飛ばすことができなかった。
ところが先輩はどうだろう。僕みたいに大きく構えずあれだけ遠くに飛ばすことができる。
なぜ僕と先輩であんなに違いがでるんだろう。
・・簡単なことだった。
もちろん筋力や手首の強さ、体格の違いもあるのだが、先輩の綺麗なフォームが遠くに飛ばせているのだから
僕も先輩と同じフォームにすればもっと遠くに飛ばせるようになるのではないか。
それがきっかけで僕はみるみる上達した。
それからは、根拠なんて知らなくたっていい、
何事にもとにかく上手い人を真似てみることが大事なんだと気づいた。
完成された真似から初めて知ることができる根拠や原理だってあるのだと。
自分に合ったフォームは原理を知った上で修正すればいいと。
まぁこれは一般的なフォームの身に付け方ではないけどね。

話を戻そう。
ポトリスでも味方が飛んだとき、「今、なぜこの人は飛んだんだろう」と思ったことがあるはず。
それは飛んだ本人や、試合を多く共にしてきた仲間、はたまた他のベテランにしか分からないこと。
ディレイ抜きできるから飛んだのか、
敵を引きつけたいから飛んだのか、
敵の下の足場を壊すために飛んだのか、
回復をもらいに来たのか。
明確な理由は状況によりけりだが、上手い人のテレポには必ずそれを決定づける裏付けがある。
例え理由が分からなくても、この人ならこうするだろうなという見当をつける。
そしてそれをもとに行動してみる(演じてみる)。
自分にない行動をして初めて分かることがあるように、そこから学べることは沢山あるのだ。
言い方は良くないが、上手い人を踏み台にするだけで判断基準が大きく変わってくるであろう。

・・せっかく飛んだのに理想的な展開に持ち込めなかった。
しかし、「飛んだあとディレイ抜きできていれば、もっと形勢を有利にできたかもしれない」
と思い始めることができたら、それが新しい判断材料になる。
そこから次の案、また次の案と、どんどん思考を繰り広げていく。
自分なりの考えで行き着いた行動が最善の結果になったとき、
それが上達する瞬間である。

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